ジャック親分と怪麺貨物教(スパゲッティ・カーゴカルト)予告

「―――初めて聞いた時はおったまげたぜ。」
宇宙を駆ける海賊一味。
彼らは両国星に始まり、北欧銀河にめぐり逢い、明かされたジャックの夢。
「真っ黒な空にピカピカ光ってる星の一つ一つが、寝っ転がってる大地よりもでけえだなんてよ。」
そして今、1.8へと続く物語が幕をあける。
 
 
「この世の誰もたどり着いたことのない場所へ。
ここではないどこかへ、ここより遠くへ、ただ遠く、ひたすら遠くへと。
その果てがあの星だ。狐魂なら誰もがその名前を知っている青い星だ。」
『旅立った狐魂のたどり着く死後の世界。
ならばいますぐその樽っ腹をかっさばいたらいいんじゃないですか。』
「俺は旅立っちまった奴らの末路を見届けなきゃいけねぇ。
お前のお宝、俺の夢のために頂いていくぜ。」
『伽藍堂の教義をかかげても、我々の救済は本物だ。
寄る辺の無い彼らのささやかな救いさえ、あなたは奪っていくのですか。』
奥州星団で立ちはだかる新たな敵、怪麺貨物教(スパゲッティ・カーゴカルト)!
 
 
 
「清兵衛は知ってたの?ジャックの夢、地球へいくだなんてさ。」
「そうでござるな、拙者は――――。」
 
 
「きっと、気がつかないフリをしていたでござるよ。」
今、奥州星団を舞台に親分の物語が一つの結末を迎える。